ブログへリンクを追加するとき、「外部サイトは別タブ、内部リンクは同じタブ」と決めている人も多いかもしれません。ただし、リンク先の種類だけで機械的に決めると、スマートフォンでタブが増えすぎたり、入力途中の内容が失われたりすることがあります。
リンクの開き方に、すべての記事へ当てはまる一つの正解はありません。基本は同じタブにしつつ、読者が元の画面を残す必要がある場面だけ別タブを検討すると、判断しやすくなります。この記事では、内部リンク・外部リンク・資料リンクを例に使い分けを整理します。
同じタブと別タブの違い
| 開き方 | 読者の操作 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 同じタブ | 現在のページからリンク先へ移動する | 通常の記事移動、サイト内の回遊 | 元の記事へ戻るには戻る操作が必要 |
| 別タブ | 元のページを残して新しいタブを開く | 照合用資料、入力内容を残したい場面 | タブが増え、今いる場所が分かりにくくなることがある |
パソコンでは別タブが便利でも、スマートフォンでは新しい画面へ切り替わったように見えることがあります。運営者の都合ではなく、リンクを開いた後に読者が何をするかで決めます。
基本は同じタブから考える
通常のリンクは、読者が自分で「戻る」「新しいタブで開く」を選べる同じタブが扱いやすい出発点です。リンクをすべて別タブにすると、記事を読むたびにタブが増え、あとで整理する負担が生まれます。
特に、同じサイト内の記事を順番に読む導線では、同じタブの方が自然です。内部リンクの選び方や置く位置は、内部リンクの貼り方で詳しく解説しています。
リンクの種類別に考える判断基準
内部リンクは同じタブを基本にする
基礎記事から手順記事へ進む、記事一覧から個別記事を読むなど、同じサイト内で内容を読み進めるリンクは、同じタブが分かりやすい選択です。読者はブラウザの戻る操作で元の記事へ戻れます。
「サイトから離脱させたくない」という理由だけで別タブにする必要はありません。リンク先で何が分かるかを文中に示し、読者が移動するか判断できるようにします。
外部リンクも内容だけで自動的に別タブにしない
外部サイトだからといって、必ず別タブにする必要はありません。参考資料を読み終えたら元の記事へ戻る使い方もあれば、外部ページへ移動して手続きを続ける使い方もあります。
外部リンクでは、開き方よりも「公式ヘルプ」「サービスの料金ページ」のように行き先を明確にすることが大切です。リンク先が現在も説明の根拠になっているかは、ブログの外部リンクを点検する手順も参考にしてください。
資料を見比べるリンクは別タブを検討する
手順を読みながら仕様表を確認する、記事内の説明と公的資料を照合するなど、元のページとリンク先を行き来する目的がはっきりしている場合は、別タブが便利なことがあります。
ただし、リンクの近くに「別タブで開きます」と一言添えると、読者が画面の変化を予想できます。すべての参考リンクを別タブにするのではなく、同時に参照する必要があるものに絞ります。
入力途中のページから離れるリンクは特に慎重にする
問い合わせフォームや診断ツールなど、入力内容がページ移動で消える可能性がある画面では、補足説明を別タブで開く設計が役立つ場合があります。可能であれば、必要な説明をフォーム内に短く書き、移動自体を減らす方法も検討します。
入力内容が保存されるか分からない場合は、リンクの前に注意書きを置き、実際の端末で戻ったときの挙動も確認しましょう。
PDFやダウンロード資料は動作を明記する
PDFはブラウザで表示される場合も、端末設定によってダウンロードされる場合もあります。「資料を見る(PDF)」のように形式を示すと、読者が開く前に判断できます。
新しいタブで開く設定だけに頼らず、ファイル形式や内容をリンク文言に含めることが大切です。
迷ったときに使える4つの質問
- リンク先を開いた後も、元のページを同時に見る必要があるか
- 入力中の内容や作業状態を残す必要があるか
- 新しいタブが開くことを読者が予想できるか
- スマートフォンでタブが増えても操作しやすいか
1と2が「いいえ」なら、まず同じタブで試します。別タブにする場合は、3と4まで確認してから設定します。
WordPressで設定するときの確認手順
1.リンクの目的を一文にする
「関連記事を読む」「公式資料と照合する」「フォーム入力中に説明を見る」など、読者の次の行動を書き出します。目的が言えないリンクは、そもそも必要かを見直します。
2.リンク文言で行き先を伝える
「こちら」だけでなく、「内部リンクの貼り方を確認する」「公式の利用条件を見る」のように内容を示します。別タブで開く場合は、必要に応じてそのことも近くに記載します。
3.同じ記事内で方針をそろえる
同じ種類のリンクが、場所によって同じタブと別タブに分かれていると、動作を予想しにくくなります。例外が必要な理由がなければ、記事内で設定をそろえます。
4.公開後にパソコンとスマートフォンで試す
リンクを実際に開き、正しいページへ移動するか、タブが意図どおり増えるか、元の記事へ戻れるかを確認します。フォームの近くにあるリンクは、テスト用の内容を入力してから挙動を確かめます。
リンク漏れや表示崩れも一緒に確認するなら、ブログ記事を公開前に校正する手順が役立ちます。
別タブ設定で避けたいこと
- サイト内外を問わず、すべてのリンクを一律に別タブへする
- 読者へ知らせず、同じ記事内で開き方を頻繁に変える
- 元ページへ残ってもらうことだけを目的にする
- リンク先の内容や安全性を確認せず設定する
- 新しいタブで開く設定だけで、入力内容の保護ができたと考える
別タブは「離脱を防ぐための設定」ではなく、二つの情報を見比べるなど、読者の作業を助けるために使います。アクセス数への効果を根拠なく期待するのではなく、操作の分かりやすさを優先しましょう。
具体例:比較記事のリンクを整理する
架空のオンライン会議ツール比較記事に、次の3種類のリンクがあるとします。
| リンク | 開き方の例 | 理由 |
|---|---|---|
| サイト内の選び方記事 | 同じタブ | 同じ流れで次の記事を読むため |
| 公式機能一覧 | 同じタブ、または照合用途なら別タブ | 読者が次に行うことによって変わるため |
| 入力中の比較メモから開く補足 | 別タブを検討 | 入力状態を残したまま説明を見るため |
この例は特定サイトの動作を測定した結果ではなく、設定を考えるための架空例です。実際のページでは、使用中のテーマやプラグイン、端末で動作を確認してください。
まとめ
ブログのリンクは、同じタブを基本にし、元のページと見比べる必要がある場合や、入力中の状態を残したい場合に別タブを検討すると整理しやすくなります。内部・外部という区分だけで決めず、リンク後の読者の行動を基準にしましょう。
別タブにする場合は、行き先と動作を予想できる文言を添え、パソコンとスマートフォンで確認します。まずはアクセスの多い記事を1本開き、同じ種類のリンクで設定が混在していないか見直してみてください。


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