ブログを続けていると、以前の記事と似たテーマを書いてしまうことがあります。タイトルが違っていても、同じ読者の同じ疑問へ答えている記事が複数あると、どの記事を案内すべきか分かりにくくなります。
ただし、言葉が似ているだけで、すぐに削除や統合をする必要はありません。大切なのは、それぞれの記事が「誰の、どの段階の悩みへ、何を答えるか」を確認することです。この記事では、似た記事を見つけ、残す・統合する・役割を分ける判断手順を紹介します。
似た記事がすべて重複とは限らない
同じテーマでも、読者の目的が違えば別の記事として成立します。たとえば「ブログ記事の書き方」と「ブログ記事の構成の作り方」は近いテーマですが、前者は執筆全体、後者は見出し設計に重点を置けます。
| 比較する点 | 別記事にしやすい例 | 重複しやすい例 |
|---|---|---|
| 読者 | 初心者向けと経験者向け | どちらも同じ初心者向け |
| 悩み | 選び方と使い方 | どちらも基本的な選び方 |
| 行動段階 | 検討前と購入直前 | どちらも情報収集段階 |
| 記事の役割 | 基礎解説と比較 | どちらも網羅的な解説 |
| 扱う範囲 | 全体像と個別手順 | 見出しと結論がほぼ同じ |
検索意図の重複を見つける6ステップ
1.似ている記事を一覧にする
まず、タイトル、URL、公開日、主なキーワード、記事の目的を表へまとめます。タイトルだけで判断せず、導入文、H2見出し、まとめも確認します。
対象記事を探すときは、WordPress内の検索、カテゴリー・タグ一覧、検索エンジンの「site:自分のドメイン キーワード」などを使えます。検索意図の調べ方はSEO記事の検索意図を調べる5ステップも参考になります。
2.各記事を一文で説明する
それぞれの記事について、「誰が、何を知り、読後に何をできるようになる記事か」を一文で書きます。一文がほぼ同じになる場合は、役割が重なっている可能性があります。
例:ブログを始めたばかりの人が、記事タイトルを検索意図に合わせて整え、公開前に確認できるようになる記事。
3.見出しと結論を並べて比較する
H2見出しを横に並べ、同じ順番で同じ内容を説明していないか確認します。言い回しが違っても、結論と具体例まで同じなら、読者に提供する価値は近くなります。
- 主な疑問が同じか
- 最初に伝える結論が同じか
- 手順や比較項目が同じか
- 読後に案内する次の行動が同じか
- 独自の事例や補足があるか
4.記事ごとの役割を決める
似ている記事を残す場合は、入口、基礎、実践、比較、トラブル解決など、役割を分けます。役割を決めたら、タイトル、導入文、見出し、内部リンクもその役割に合わせます。
記事同士のつなぎ方はブログの読者導線を設計する方法と内部リンクの貼り方で整理できます。
5.残す・統合する・分け直すを判断する
| 判断 | 向いている状態 | 主な対応 |
|---|---|---|
| 両方残す | 読者・目的・行動段階が異なる | 役割を明記して相互リンクする |
| 一つへ統合 | 結論と見出しがほぼ同じ | 情報を整理して代表記事へ集める |
| 範囲を分け直す | 一部だけ重なる | 各記事の担当範囲を明確にする |
| 更新して残す | 古い記事に独自の価値がある | 情報と導線を見直す |
統合に伴ってURLを変更・廃止する場合は、リンク切れや転送設定も確認します。公開済みURLを安易に消さず、アクセス状況や外部リンクの有無を確認してから対応してください。
6.変更後の導線を確認する
整理後は、カテゴリー一覧、関連記事、本文内リンク、サイトマップなどから目的の記事へ到達できるか確認します。古いアンカーテキストや、統合前の記事へ向いたリンクが残っていないかも見直します。
記事本文を更新するときはブログ記事のリライト方法、公開前の確認にはブログ記事を公開前に校正する方法が役立ちます。
別記事として残すときの書き分け例
基礎記事と実践記事に分ける
基礎記事では用語、考え方、全体の流れを説明し、実践記事では画面操作、チェックリスト、具体例を中心にします。実践記事の冒頭から基礎記事へリンクすると、前提知識がない読者も進みやすくなります。
選び方と使い方に分ける
選び方の記事は比較基準と判断方法、使い方の記事は導入後の手順と注意点を扱います。読者が検討中なのか、すでに利用中なのかをタイトルと導入文で明確にします。
通常手順とトラブル対応に分ける
通常手順の記事へ例外対応を詰め込みすぎず、問題が起きた人向けの記事を分けます。双方から関連する場面でリンクすると、読者は必要な情報だけを選べます。
似た記事を整理するときの注意点
- タイトルに同じ言葉があるだけで削除しない
- 検索順位だけで記事の価値を決めない
- アクセス、問い合わせ、外部リンクなども確認する
- 統合時に独自の事例や図表を落とさない
- URL変更後の転送と内部リンクを確認する
- 一度に大量変更せず、記録を残して進める
まとめ
似たブログ記事を整理するときは、タイトルではなく、読者、悩み、行動段階、結論、見出し、記事の役割を比較します。一文で説明した目的が同じなら、統合や範囲の見直しを検討します。
別の記事として残す場合は、基礎と実践、選び方と使い方など役割を明確にし、内部リンクで順番を案内しましょう。読者が迷わず必要な記事へ進める状態を目標にすると、判断しやすくなります。


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